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インテリア雑誌「LiVES」 掲載 「吉祥寺のリノベーション」

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インテリア雑誌「LiVES」に昨年竣工しました「吉祥寺のリノベーション」が掲載されました。
「吉祥寺のリノベーション」は、東京井の頭公園に隣接するヴィンテージマンションの一室のリノベーションです。

公園の緑をどのように生活の中に取り入れるか?奥様のお気に入りの民芸の器と北欧の家具をどのように一つの空間になじませるか?このような事を考えデザインを進めました。

そこで、公園に近いリビングは、公園の光を室内に最大限取り込むよう既存躯体を白塗装し、北欧の家具が映える無垢な空間にしました。また、玄関からダイニングに至る部分は、和の要素を施した縁側のような廊下とし、料理が趣味である奥様がいるダイニングキッチンの天井に杉板を放射状に張ることで広がりを強調し、公園の中の木々の下にいるようなおおらかな空間となっています。

このように和のディテール、民芸の器、北欧の家具とお施主様ご夫妻の好きな要素が、それぞれの居場所を作り、周辺の井の頭公園へと気持ちがつながるような包容力をもったものになればと考えました。

誌面ではその内容が活き活きとしたテキストでご紹介されていますので、是非手にとっていただければと思います。

http://www.tonoma.net/works/kichijoji_renovation/

 

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「建築とデザイン」更新

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先日、今年の春に竣工した2物件の写真撮影に伺ってきました。竣工から約半年たったお宅はそれぞれの家族らしい爽やかさを醸し出していて、改めて建築とは生活の器であることを感じました。

リノベーションの良いところは、その建物と家族のライフスタイルに合わせた空間をつくることができるところです。それは既存の建物をそのまま住む事とは大きく違って、お気に入りの家具や、手持ちの雑貨、これからこだわってく生活の部分にあわせて、居室の大きさ、洗面・キッチンの形状、を細かにつくることで、服で言う「着心地」みたいなところまで考えることができるのです。生活においてはまさに「居心地」につながります。「とのま」ではこのような空間の「デザイン」と家族の「ライフ」が合わさるようなリノベーションならではの住まい作りを心掛けています。

こちら撮りたての写真をご覧ください。

東住吉のリノベーション

吉祥寺のリノベーション

 

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「吉祥寺のリノベーション」お引き渡し

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昨年末から設計を行っていた「吉祥寺のリノベーション」が、3月の工事開始から、週末の吉祥寺現場通いを経て、お引き渡しを迎える事ができました。消費税前後の施工会社の繁忙状態と遠方ということもあって、現場監理は難航しましたが、お施主さんのライフスタイルにあった雰囲気に仕上がったように思います。

カテゴリー問わずセレクトされたお手持ちの民芸調の食器や、北欧の家具・照明など。これまでの生活で使われていたセンスある「もの」がより良く納まるように、縁側のような和のアプローチから既存の躯体を活かしたモダンなリビング空間に至る中に、仕上げや色でつながりをデザインしています。特に玄関からのアプローチの天井に貼られた杉板の連続が、キッチンでは放射状に貼り回され開放的な場所が生まれていました。大工さんの職人技ならではのものです。

今後、バルコニーで育てられる家庭菜園や部屋の中に置かれる植物や生活雑貨によって、良き趣味の生活環境と公園の周辺環境が合わさった、ここだけの「環境」が生まれることを楽しみにしています。

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「にっしー 」第2号 に掲載されました。

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大阪市西区情報誌「にっしー」第2号 に「堀江のリノベーション」が掲載されました。

今回の特集は『ものづくり王国・西区』。 西区は江戸時代たくさんの堀川(運河)を使って商売がされていました。特に瀬戸物や木工、道具屋など、ものづくりに精通するお店が多く見られ、「にっしー」にはこれらの「今」のお店がたくさん掲載されています。

現在の西区は大阪市内でも人気の住宅エリアです。古くから引き継がれたものづくりのようなストックもそうですが、住まいのストックも数多く存在します。「リノベーション」はこうした住まいのストックとものづくりのストックを結びつけ、住まい手の唯一の家を一緒になって作り上げることが最大の魅力です。そして、こうした住まい方が根付いてこそ、多種多様で魅力的な街になるのだと思っています。

そういう意味でタイトルの『リノベーションとは「まちのお医者さんのような役割」』は、「にっしー」からとてもとても重い責任を課せられたようであり、力付けられるメッセージでありました。

 

にっし2号

「建物とデザイン」更新

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「建物とデザイン」に昨年10月に竣工した「岡本のリノベーション」を追加しました。

みんなの不動産」とのコラボプロジェクト「2ndcycleDevelopment」の一プロジェクトです。阪神間地区の閑静な住宅地で当時の潮流が良く反映された優良なストックをリノベーションし販売するプロジェクトになるのですが、今回は特に、外観や中庭に当時の世界観が反映されている建物の雰囲気が、何か北欧のゆったりとした時間と結びつくのではということで、「岡本」×「北欧」というコンセプトでデザインを行いました。

文字通り既存の躯体・素材やプロダクトを「2nd cycle」しながらも、購入される住まい手が、このコンセプトを新しく更新できるように、余白を盛りこんだデザインとなっています。

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こうした余白を自由に使いこなした住人の新しい住まいのかたちが見られることを心待ちにしています。

リノベーションの秋

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秋はリノベーションの季節です。

というのは現場が涼しいというのが大きな所ではありますが、快適に現場が進む分、色々なところに目がいき、気づきが多くなります。職人さんのいらいら度も比較的落ち着き、工事の進捗も良いように感じます。

さて、現在、神戸の岡本で「みんなの不動産」とのコラボプロジェクト「2ndcycleDevelopment」 が進行しています。阪神間地区の閑静な住宅地で当時の潮流が良く反映された優良なストックをリノベーションし販売するプロジェクトになるのですが、今回は特に、外観や中庭に当時の世界観が反映されている建物の雰囲気が、何か北欧のゆったりとした時間と結びつくのではということで、「岡本」×「北欧」というコンセプトでデザインを行っています。現在、猛スピードで工事が進行しています。さてどのような仕上がりとなるか楽しみです。

 

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また、その午後に鶴橋で長屋リノベーションの現地調査を行ってきました。長屋の改修は僕自身にとってルーツそのものです。大阪市立大学の中谷礼仁建築史研究室で行った「福島の長屋改修63」以来になります。その時は建築の事など何も知らない分からないまま、実測調査し、図面をかき、模型をつくり、現場に毎日常駐していました。この全体的な一連の建築行為はそれ以後の部分的な日常の経験と関連させることで、自身の建築感につながっていると思っています。

 

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それはさておき、現地調査では、解体実測の際に用いる実測野帳図面を作成し、現状の寸法、構造を正確に記録することから始まります。僕が寸法を測り、スタッフが記録する。懐かしい行為に浸りながら、この建物を数値化し、スケール感を記録、実感していきます。そして、小一時間計るときには、建物の構造と要望に対するイメージみたいなものが掴めてくるのです。こうして測量する事は、「過去」と向き合う行為であり、設計とは、「過去」を使う行為になります。というのは、その時の先生が言っていたお話です。

 

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いずれにせよ、快適な秋の工事現場や実測調査によって、色々と思いを巡らせる事ができた週末でありました。

「堀江のリノベーション」撮影

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先日、春にリノベーションした住宅の撮影を行いました。
久々に訪れると、当時の完成された状態に比べて、この間の生活が新鮮な雰囲気を作り上げていました。

 

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少し時間をおいて、自分自身で撮影することは、当時の自分から少し距離をとり、今の状態の建物と向き合えるいい機会になります。また、この場所の生活の姿を思いながら作っていたものが、クライアントの生活するという創作活動には軽々と乗り越えられることも実感します。

そうした設計から工事中、そして撮影と長いスパンにおける実感を納めた写真を改めて見ることは、これからの作るものへ良い影響を与えるものだと思っています。

こちらでその写真をぜひご覧下さい。
堀江のリノベーション

 

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妄想する事の実感

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先週末9/20は午前中は東住吉リノベーションのプレゼンテーション。午後はMの住宅のカーテンスタディ。と、これまで考えていた事を実感できる機会でした。

このような仕事をしている人には共通していることなんだろうけど、デザインの場において想像という名の妄想力はとても大事です。そして、僕自身この力だけは誰にも負けないのではと密かに妄想しています。。。とそれはさておき、作ると言うことは、まだ見ぬものに対しての重大なジャッジが必要で、特に建築というの、大きなもので、時間がかかるので、あらゆる角度からの妄想が必要なわけです。

 

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最初の提案のアイデアを考えるのも、要望を聞いた上で、様々な妄想を巡らせます。機能的な使い勝手から、使っている家族の姿、それを近くから見たり遠くから見たり、そしてそれらがこの空間、この光や風の環境の中にどう納まっているか。などなど。

しかしながら、妄想はあくまで妄想で、自身の頭の中で完結してしまうので、妄想している段階では自己満足の状態です。クライアントへのプレゼンテーションの機会は、真剣に考えたものを見てもらい、良くも悪くも正直なリアクションとして現わしてくださるので、妄想を実感できるとても貴重な経験なのです。そして、その実感を繰り返し反映していくことで、僕が考えている「住まい」がクライアントの「住まい」へと近づいていくのだと思っています。

また、もう少し先の工事段階でも同じです。懸念するカーテンの設置箇所があるのですが、工事まではこの場所にカーテンを設置するという事でしか考えていなかったことを、布の事で協同しているファブリックスケープの山本さんと、一緒に考え、またアイデアを出してもらうことで、感覚的な妄想が、具体的なディテールにどう落とし込むかを考える機会になります。

 

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そして、今回は特別に1/3でモックアップ(少し小さな実物)を作って頂き、より実感できるスタディの機会を持つことが出来ました。開いている時、閉じている時、の美しさを与えるヒダの状態、開閉の仕方など、今後の方針が決まりました。

こうして、建築というのは、計画から工事において、シャドウボクシングのような妄想と実感を繰り返しながら作り上げていくのです。これからも妄想が尽きる日はありません。

 

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