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スタッフとインターン/オープンデスク募集

リクルート

現在、設計スタッフとインターン/オープンデスクを募集しています。
とのま一級建築士事務所は、住宅建築をメインとした建築設計事務所です。現在数件の住宅プロジェクトが進行しています。

設計と生活の実践の場である「とのまビル」で、一緒にこれからの社会について考え、新しい建築の可能性を追求していけるメンバーをお待ちしています。


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SUUMO注文住宅に「Tの住宅」が掲載されました。

メディア

1月21日発売の SUUMO注文住宅(神奈川・群馬・兵庫・岡山広島)に「Tの住宅」が掲載されました(他のエリアは、2,3月に同内容で発売予定です)。
特集「これまで住宅を建てた500人にアンケート”本当に良かった間取りベスト10”」の第2位「オープンLDK」に選出されています。

敷地である月極駐車場を残す事、南海トラフ地震を見据えた津波対策もあって提案した「LDKとテラスを2階に浮かせる」という特殊解だからこそ、周囲からの視線を遮りプライバシーが確保され、開放的なLDK空間と外部テラスの関係が実現しています。

誌面では他にも、特集「家づくりまるごと入門」の中に役に立つ情報が盛りだくさんなので、これから住宅をお考えの方は是非本屋さんで手に取っていただければと思います。

 

住まいのルーツ

コロナ禍で考える「家づくり」

新型コロナウィルスの第三波真っ只中、2021年がはじまりました。
年末年始で昨年と違ったのは兵庫県姫路市の実家から今回は帰省しない方がいいのではないかと言われ、大阪に留まったことです。
私自身は職住一体の生活で以前より必要な時以外は自宅にいて、妻も育休中なので、家族以外の接触がほとんどない毎日で大丈夫と言ったのですが、それでも念には念をということで今回は見送ることになりました。じいじばあばに会うのを楽しみにしていた子供はとても残念がっていました。

築30年ほどの実家。地元の建設会社で働く父親が選んだ
外壁の焼杉は、経年変化で良い味がでています。

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「Tの住宅」のお施主さんインタビュー

アーカイブ


昨年12月に雑誌の取材で、「Tの住宅」にお伺いしました。
久々の訪問でしたが、竣工後7年経っても、大らかな空間の中に、お子さんの成長と共に瑞々しい生活の姿を見ることができて、建築は生活によって深みが増していくことを改めて実感しました。

ここでは、取材でライターさんの質問に施主の「Tさん」が答えられた内容を参考に、インタビューとしてまとめましたので、ご覧いただければと思います。
ちなみに雑誌は今月の21日に発売予定で、詳細は改めて投稿いたします。


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Q & Aの続きです。

住宅設計について

ここでは、これまでご質問を受けた中で、特にハッとさせられた質問について回答したいと思います。

Q11.作風の違いがあるのはなぜですか?

「とのま=~と~の間(ま)」という事務所名にも表明しています通り、私の設計の特徴は、関係を形にする事に重きを置いています。この関係とは、「クライアントの生活」と「その土地の風土」の間に生まれるものです。例えば、生活の中にある家具や生活雑貨のテイストや、器の好みや食生活、アウトドアとインドアの生活スタイルの違いはどうかなどなど、何が家の中心となるかで自ずと建築の特徴が生まれますし、敷地の特性についても、郊外や都市部の違い、その土地から何が見えるか、周囲の町並み・プライバシーの状況を見て、主な生活の場(LDK)を何階に位置づけるか、窓をどの位置に開くかなど、建築を形づくる条件が異なってきます。こうした考えを基に、直接要望などのお話をお聞きした上で、一から建築の全体像を考え始めますので、建築毎に異なる印象があるのだと思います。

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これまでのお問い合わせ内容をQ&Aにまとめました。

住宅設計について

Q1.建築の相談をしたいのですが、どうすればいいでしょうか?

お問い合わせフォームやお電話でお問い合わせください。
その後、日程を決めて事務所か、ご都合の良い場所にてお打ち合わせをさせて頂きます。
お話を伺った上で、設計監理の進め方などについてご説明致します。その際に土地情報など、詳しい資料をお待ちいただけましたらより具体的な説明も可能です。

Q2.相談は有料でしょうか?

何度でも無料で相談させていただきます。
具体的な提案のご依頼(初回プランニング)があった時から、調査・企画経費として有料とさせていただきます。(一律5万円とし、設計・監理契約を結んだ場合には設計料に充当します。)
また、こちらから遠方(関西圏以外)に相談に伺う際は、出張料を頂くことにしています。

Q3.建築設計事務所に依頼をするメリットは何ですか?

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アフターコロナの予感

コロナ禍で考える「家づくり」

10月になって、非常勤講師で行っている大学の授業では、後期に入りようやく完全なリモート授業は回避され、対面に戻ったり、対面とリモートを半分に分けておこなったりと、ウィズコロナ時代の教育の模索がまさに始まっています。外部実務者として設計を教えるにあたっては、やはり設計の醍醐味である直接のコミュニケーションや臨場感を味わえるように、直接スケッチを書いたり模型を加工したりして案を発展されていくところが、リモートでは行えず少し消化不良なところがあったのですが、ようやくソーシャルディスタンスをとっての対面エスキスになり、その点が解消されるのではと安心しています。ですがリモート授業になって良かった点もありまして、例えば出席や提出物がシステマチックに管理され、授業中や宿題の作業効率がグンとあがりました。これは教える側の利点だけではなく、最近のアルバイトや就職活動と忙しい学生にとっても、限られた時間の中で成果を生み出す効率的な学びになるのだと思います。こうしたこれまでの設計技術の本質は変えずに、新しさを重ねた方法がとられています。まさに学生の新しい生活形式に応じた、アフターコロナを予感する経験でした。(以下加筆修正しました)

 


一日何往復もする階段の様子。
形や素材が異なる3つの階段によって、見える景色や空間もそれぞれで
階段の辛さが楽しさに変わる工夫をしています。

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読売新聞朝刊に「八田家住宅」が掲載されました。

メディア

読売新聞の日曜朝刊で、月一に連載されている「すまいR」に「八田家住宅」が掲載されました。
特集は「傾斜地に立つ家」、「高低差 開放感を演出」と題し、住みにくそうなイメージがある斜面地に建てられた住宅の中で、八田さん一家の活き活きとした暮らしぶりが記述されています。

「八田家住宅」の詳細は、作品ページをご覧ください。
解説文も追記しています。
https://www.tonoma.net/architecture_design/hatta_house/

 

職住一体からの気づき

コロナ禍で考える「家づくり」

アフターコロナを見据えて、リモートワークが薦められていますが、私は30歳で独立してから13年ほど、生活と仕事の場所を共にしてきました。大学の頃から一人暮らしをしていたので、家事に抵抗はなく、いまや料理は気晴らしになる趣味の一つです。職住一体の形をとったのは、住宅設計とは生活を作る仕事であるので、自分自身が実践者として、住宅の中に仕事場を置くことで、生活の中に新しい気づきを得たいと思ったからです。こうして長い時間を家の中で過ごしていると、周囲の風景や、家の中のものとの関係が親密になるので、窓の位置や断熱などの居住性、ものの魅力や使いやすさの重要性に気づきます。また、家族とはいえ、夫婦子供それぞれ考えの異なる者同士、家の使い方や感じ方も三者三様であるので、日々客観的な発見が生まれます。

物干しテラスから見た風景。
新緑が深まる裁判所の木々や、隣接ビルの外壁の表情。
周囲の風景の微細な変化を眺めています。

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ビルに暮らす

コロナ禍で考える「家づくり」

私は’とのまビル’という、築30年ほどの古ビルをリノベーションした職場兼住居に住んでいます。「なぜ新築ではなくリノベーションなのか?」とよく聞かれますが、私は、家というのは他者によって作られる方が良いのではと思っています。客観的に家族の暮らし方や、周りの環境を見てもらう事で、生活の中で予期しない驚きや喜びが生まれます。自分自身で設計するということは、全てを主観的に計画することになり、答えがわかっている問題を解いているようで、こうした発見が生まれないのではと思っていました。

築30年ほどのビルをリノベーションした「とのまビル」。
2階が設計事務所で、3階からが住宅となっています。

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