news

コロナ禍で考える「家づくり」

コロナ禍で考える「家づくり」

2020年、2回目の東京オリンピックの開催年に、新型コロナウィルスによってこのような社会状況になるとは誰が予想したでしょうか?誰もが同じような事を思い、一日も早いコロナの終息を祈っているに違いありません。

こうした状況も半年が経とうとしていますが、身の回りにも少しずつ影響がでてきている気がしています。街にでると社会のスピードが自粛以降スローペースになったままです。社会、世界全体がこのようなペースダウンの状態では、個人が焦っても仕方ないのだと思います。今は粛々と、家族の健康、目の前にある事を第一に過ごしていかねばと思っています。

写真は、自粛中の一コマ。窓辺にテーブルと椅子を移しおやつを食べ始める息子。
外に行きたいけど、家にいないといけない思いが現れたのか、
こうした設計者として嬉しい窓辺の使われ方を見ると、
コロナも前向きに捉えられる瞬間でした。

(さらに…)

「家づくり」の方程式

住宅設計について

これまで、いろいろな敷地を経験してきました。「にこの住宅」は旗竿敷地の狭小地で、須磨の「町家と住宅」はウナギの寝床といわれる細長い敷地でした。西宮の「Tの住宅」は敷地全体が月極駐車場で、公園を前面にもつ「公園と住宅」と、地元に立つ「Mの住宅」は閑静な住宅地にありました。「八田家住宅」と「橿原神宮前のH邸」は歴史的町並みの中にありました。「八田家住宅」は、今年竣工した「細工谷のY邸」、現在計画している「宝塚の二世帯住宅兼事務所(仮)」と同様に、地域性を反映した斜面地でした。それぞれどの敷地も他にはない特徴を持っていました。そして同じ数のクライアントとの出会いを与えてもらいました。

「八田家住宅」建築前の敷地状況

(さらに…)

土地探しについて

住宅設計について

建築のご相談には、まだ土地や物件が決まっていない方も多く来られます。その場合は、提携先の不動産会社’建築家不動産’より土地情報を定期的にお伝えし、どのような土地が良いかを一緒に考えながら進めています。遠方の場所についても土地情報は提供可能です。兵庫、滋賀、奈良の物件では、土地探しから始めています。

現在宝塚で進行中のプロジェクト。
山の斜面地に計画している「中山台の二世帯住宅/事務所」の敷地。

(さらに…)

新建築住宅特集「細工谷のY邸」掲載

メディア

先日竣工した「細工谷のY邸」が新建築住宅特集2020年4月号に掲載されました。
表紙は安藤忠雄氏によるマンハッタンのペントハウス。住吉の長屋と同じ長屋の建替えで、地元大阪の都市住宅に向き合ったこの住宅が、同号に掲載された事、とても感慨深い思いです。
「大阪の都市住宅」と題した解説文も寄稿していますので、是非手にとってご覧頂ければ幸いです。

 

 

SUUMOリフォーム(関西版)「とのまビル」掲載

メディア

リクルートが発行しているSUUMOリフォーム(関西版),autumn,2019に「とのまビル」が掲載されました。
「関西の個性派さんのお宅、拝見しました」と題して、具体的なリフォーム10事例が載っています。
もしご興味のある方は、数部在庫ありますので、無料で進呈させていただきます。

お問い合わせフォームのお問い合わせ内容欄に、「SUUMO送付依頼」と送付いただければと思います。


MBS「 住人十色」で「とのまビル」が放送されます。

メディア

7月27日17:00よりMBS「住人十色」で、我が家「とのまビル」がテレビ放送されます。

まさか自分自身が出るとは思っていなかったので、いざ撮影となると緊張して汗が止まりませんでしたが、新しい家で過ごし始めた家族の記録を留めるという意味で良い機会を与えていただきました。

長男もタイミング悪くものもらいで片目が腫れてしまったり、意外に妻が乗り気で頑張ってくれた事も良い思い出です。是非ご覧いただければと思います。

 

MBS「 住人十色」で「八田家住宅」が放送されます。

メディア

3月23日に、富田林の八田家住宅がMBS放送の住人住色で放送されます。

撮影中、陶芸家の八田さん自身が陶芸と家事に奮闘される姿をみて、高低差のある斜面地と一体となって、創造と生活の実践が営まれている様子に、これからの「家」の可能性を感じました。

是非ご覧いただければと思います。

「LiVES vol,103」 「とのまビル」掲載

メディア

先日発売されたインテリア雑誌LiVESに「とのまビル」が掲載されました。

オフィス街の中にある郊外暮らしのようなビル住まいと題し、見開き3ページに渡り取り上げていただいています。
是非手にとってご覧いただければと思います。


新建築「住宅特集」掲載のご案内 ​

メディア

2017.2018年に発売された掲載誌のご案内です。
新建築「住宅特集」2017年10月号に「八田家住宅」、2017年12月号に「橿原神宮前の住宅」、また2018年11月号に「とのまビル」が掲載されました。
この雑誌は建築業界の専門誌になりますが、建築家にとっては、様々な住まいの知見と考えをもたらしてくれる存在です。
例えば、家づくりで施主の考えを客観的に示す建築家のように、雑誌の編集者もこの家族この場所この時代に、この建築を建てる意義があるのかといつも投げかけてくれます。
また、先日撮影したインテリア雑誌「LiVES」では、編集者自身が現地撮影に立ち会い、建物の魅力を読者に伝えるべく自らの目をもって撮影にのぞまれていました。
「八田家住宅」のお施主さんである陶芸家の八田さんを見ていると、考えをギャラリーオーナーとお互いにぶつけ合うことで、実際の使い手を意識したものづくりの形にたどりついているのがわかります。
建築においても、様々な編集者とのやりとりの中で、自身の作業を客観的に見て、ものづくりの肥やしにしていきたいと思います。

上写真 / 2017年10月号「八田家住宅」
中写真 / 2017年12月号「橿原神宮前のH邸」
下写真 / 2018年11月号「とのまビル」

 

 

平成最後のあけましておめでとうございます。

ニュース

新年あけましておめでとうございます。
大変ご無沙汰しておりますが、皆様お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は毎年恒例の夫婦それぞれの実家でゆっくり過ごしておりました。

さて昨年は、自身の設計事務所兼自宅である「とのまビル」が完成しました。
2015年に子供が生まれた時に設計がはじまったのですが、家族の形が変わったことや、その頃取り組んでいた「八田家住宅(2016年)」「橿原神宮前のH邸(2017年)」に向き合うことで、住宅建築の考えが大きく変化してきた頃でした。
最近改めてそれが何かをまとめだしているのですが、そのテーマを一言でいうならば「生活の中の建築」です。
それがどういうものかというと、例えば映画「ラ・ラ・ランド 」(2016年公開、監督デミアン・チャゼル)で、日常の中に不意に現れ不意に消える「ミュージカル」という非日常性のように、住み手の生活又は人生の中で、不意に現れたり消えたりするくらいの建築なのではないかと考えています。

今年のHPの抱負は、このように漠然と考えていたことを、自分自身の為にも具体的に書き留める事と、既に2ヶ月住みはじめていますが、建築を使用する生活者の立場としても、色々発信できればと思っています
何より実際に進行している2つのプロジェクト「天王寺の住宅」「西明石の陶芸工房付き住宅(リノベーション)」が、今月より着工しますので、こちらの詳細もご報告していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

とのま一級建築士事務所 / 河田剛

« old new »